オリーブオイルやココナッツオイルなど、身体に良い食用オイルがブームですね。
最近新たに注目されている「ヘンプオイル(ヘンプシードオイル)」をご存じですか?
ヘンプオイルは麻の実から作られる植物油で、美容や健康にたくさんのメリットをもたらしてくれます。
今回はヘンプオイルの魅力や美味しい食べ方をご紹介します!
ヘンプオイル・ヘンプシードオイル(麻の実)とは?
まずは、ヘンプオイルについて詳しく解説していきます。
ヘンプオイルは、麻の実から抽出されたオイルです。
麻と聞くとちょっと不安になってしまいますが、ヘンプオイルには大麻のように精神に作用する成分は入っていないため、安心してくださいね。
ただし、日本では大麻の栽培は法律で禁止されており、国内で流通しているヘンプオイルは全て輸入品です。
しかし、ヘンプオイル自体に違法成分は入っていないため、それを摂ることももちろん合法になります。
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ヘンプオイルの特徴とは?
次に、ヘンプオイルに含まれる美容・健康に有効な成分を解説します。
美容効果バツグンの「必須脂肪酸」
ヘンプオイルの成分の中で、最も注目されているのは「必須脂肪酸」です!
この必須脂肪酸は体内で作ることができないため、食物から摂取する必要があります。
ヘンプオイルに含まれる脂肪酸は、オメガ6系(リノール酸)が約50%、オメガ3系(αリノレン酸)が約20%、オメガ9系(オレイン酸)が約12%です。また、食用油としては珍しく、γリノレン酸も含んでいます。
厚生労働省による摂取の理想的な比率は、リノール酸:αリノレン酸=4:1とされています。
ヘンプオイルがこの指標に近いということがお分かりになると思います。
ちなみに、サラダ油の比率は15:1といわれています。
全ての油の中でこの理想的な割合で含まれているのはヘンプオイルだけだとも言われており、いかに優れたオイルであるかが分かりますね。
豊富な「ビタミン」「ミネラル」「アミノ酸」
ヘンプオイルが注目されているもう一つの理由は、さまざまな成分がバランス良く含まれているという点です。
ヘンプオイルには人間の身体をサポートする20種類のアミノ酸が全て含まれています。
また、ビタミンA・C・Eも豊富です。
さらに、マグネシウム・カルシウム・鉄・硫黄・亜鉛・銅などのミネラルもたっぷり含んでいるんです!
こんなにたくさんの成分を、他の食用油には類を見ない優れたバランスで含有しています。
女性に嬉しいヘンプオイルの効能・効果とは?
ヘンプオイルには美容・健康効果が非常に多くありますが、代表的なものをご紹介していきます!
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肌を若返らせる
ヘンプオイルにはビタミンEが豊富に含まれています。
ビタミンEには抗酸化作用があり、体内の活性酸素にアプローチして老化を防ぎます。
美肌を作るビタミンが、しわ・シミ・くすみなどをケアしてくれます。
全身に潤いを与える
ヘンプオイルに含まれるオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸には、肌の保湿効果があります。
肌の油分バランスを整え、潤いを与えてくれます。
ダイエットにも有効!
ヘンプオイルに含まれる成分は中性脂肪を減らしてくれるため、全身の血液がスムーズに巡るようになり、代謝が上がります。
代謝が上がると脂肪燃焼が促進されるため、ダイエットにも効果があるといえます。
月経前症候群(PMS)の緩和
ヘンプオイルにはγ-リノレン酸が2~4%含まれています。
γ-リノレン酸は、子宮の細胞膜を作る脂肪酸でもあるため、PMSや生理痛の改善が期待できます。
便秘の解消
ヘンプオイルには水溶性・不溶性の2種類の食物繊維が含まれています。
中でも不溶性の食物繊維を多く含有しており、便秘を和らげたり便通を改善してくれます。
老化防止にも
γ-リノレン酸には、血圧、血糖値、コレステロール値の降下や、血栓を解消して血液の流れを良くする作用もあります。
γ-リノレン酸は必須脂肪酸ではありませんが、年をとるにつれ体内で作ることが難しくなるため、ヘンプオイルで摂取することをおすすめします。
ヘンプオイルには美容だけでなく健康面でも非常に多くのメリットがあります。
オイルを摂るだけで、こんなにたくさんの恩恵があるんですね!
ヘンプオイル・ヘンプシードオイルの美味しい食べ方
さまざまな効果が分かったところで、ヘンプオイルの美味しい食べ方をご紹介します!
ヘンプオイルの味や香りは?
ヘンプオイルには、「青臭い」と表現されるような独特の風味があります。
これは豊富に含まれるオメガ脂肪酸のためです。
それほどクセが強くはないため、オリーブオイルが食べられる方には問題ないでしょう。
香りは、ナッツのような濃厚さや香ばしさがあります。
この香りは料理のアクセントにもなってくれます。
色は、透明感のあるライトグリーンです。
料理に入れても、料理の色に影響することはないでしょう。
美味しい食べ方・おすすめの使い方
ヘンプオイルに含まれる脂肪酸は熱に弱く、40℃以上で成分が変質してしまいます。
そのため、できるだけ熱を加えず、生のまま食べるようにしましょう。
おすすめの食べ方は、ドレッシングの材料にすることです。
醤油などの調味料との相性も良いため、お好きな材料で作るといいでしょう。
また、ヨーグルトやスムージーに入れる食べ方もおすすめです。
味や香りは基本的にオリーブオイルに似ているため、オリーブオイルの代用として色々な料理に使うといいかもしれませんね。
もちろん、ティースプーンでそのまま飲むという方法も手軽でいいでしょう。
ぜひ、好きな食べ方を見つけてみてください!
ヘンプオイル、ヘンプシードオイルのレシピ
①朝のミックスジュース
バナナ半分、リンゴ1/4にハチミツ、豆乳、ヘンプオイルをミキサーにかける
他の野菜や果物で代用しても美味しいです!
②ヘンプオイルカプレーゼ
トマトと豆腐、モッツアレラを切り並べます。
ヘンプオイルに塩を少々混ぜて書ければ完成!
注意点や保存方法など
ヘンプオイルは、妊婦や子供でも取り入れることが可能ですが、最初は少量から試し増やしていきましょう。
他の食用油と同じように、光や空気によってせっかくの良い成分が酸化してしまいます。
ヘンプオイルを開封したら、冷蔵庫など冷暗所で保管するようにしてください。
ヘンプオイルで料理を作った場合、冷蔵庫で保存し、翌日には食べきるようにしましょう。
また、ヘンプオイルに含まれるリノール酸は、大量に摂ると身体に悪影響を及ぼすことがあります。
一日の摂取量の目安は、大さじ1杯を上限としてください。
まとめ
今回は、スーパーフード「ヘンプオイル」のさまざまな効能や、美味しい食べ方をご紹介しました!
こんなにたくさんのメリットがあり、食用オイルとして気軽に摂取できるヘンプオイルの魅力が伝わったのではないでしょうか?
ヘンプ(麻)の効力を感じられるものはヘンプオイルだけではなく、CBD成分を使ったさまざまな商品もあります!
ぜひさまざまなヘンプ・CBD商品を試して、効果を体感してみてくださいね。